ことのは。

マンガとか、ことばとか、コミュニケーションとか、つれづれとか。

NHKハートネット「言葉のない世界で 失語症とリハビリ」残念だったこと。

こんにちは。

 

NHKハートネットの放送を噛みしめながら過ごしていました。

残念だったことがありました。

 

言語聴覚士の平澤先生が訪問で関わることになった患者さんが、入院中に叱責された言葉です。

 

「死にたいんだったら、山の中で死になさい。私は生きようとしている人しかみません!」

 

そう叱責して、出ていってしまったと!????

その患者さんの前には二度と戻ってこなかったと!!!!!?????

その言葉をかけたのは、病院の言語聴覚士でした。

 

いやいやいや、、、、

 

「さぁ、私のいうとおり練習しましょう」ですぐに前向きになれる人だけではありません。その人が、現在どういう気持ちでいるのかも見立てて関わるのが、プロってもんでしょうよ????

 

今回の関わりは何がいけなかったか、どんな方法ならいけるか、自分がだめなら別の人ならどうかな、、他の職種のリハビリのときはどうかな、それを考えるのが仕事であって、患者さん本人に「がんばれ」と感情をぶつけるのはプロではないと思います。

 

セラピストは、良くなりたいという期待、自分が「先生」と呼ばれるプライドなどを背負って、日々人と向き合っています。

経験年数が多くなると、変な自信で、歪みが出てくる場合もあるのかもしれません。

経験が浅すぎて、でも、看板(資格)が大きすぎて勘違いをしている人もいるかもしれません。

 

つまり、「セラピスト」「対人援助職」の人は、ともすれば、「私のいう事をきかない人は、ダメな人」みたいな捉えかたを、誰しもがする可能性をもっていると思うのです。

 

でも、さ。

ちょっと待て。

 

患者さんの状態に合わせて関わることが、リハビリやケアになるわけで、求めていた反応と違ったら、与えた刺激が違うってことでしょ?

水に塩を入れているのに「なぜ甘くならない!?」と怒ってもしょうがない。

加えるものを変えなくては。

 

目の前にいる方は、自分とは違う道を歩んできた人で、病気をした、という点でも自分とは違う経験をしている。

でも、人としての存在は、対等もしくは、セラピストのほうが教えてもらう立場であるということを、忘れないようにしたいと。

 

 

どんなに辛くても、苦しくても、患者さんの辛さ、寂しさを想像して、踏ん張らないといかんのです。相手が子どもでも、大人でも。

そこを聞いてもらうのは、チームの人たちよ。

 

叱責して、出て行って、そのまんまって、アンタ・・・

自分が無理なら無理で、誰かに繋ぐとかせないかん。

放り出したらあかんよ。。。。。

 

平澤先生に会えてよかったなぁ。

いやいや、びっくりしたけど、自分の学びになりました。

 

今日もありがとうございました。