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ことのは。

マンガとか、ことばとか、コミュニケーションとか、つれづれとか。

【再掲】LGBTQと無理やり区別されなくなるといいね。

ジェンダー

あだち充「タッチ」。

私が幼少時代から愛読していた、週刊少年サンデーで連載されていたマンガです。

 

タッチがアニメ化されたときは、毎週楽しみでしたねぇ。

 

そんなアニメ「タッチ」で、タッちゃんの声優を務められた三ツ矢雄二さんが、先日、自分のジェンダーについてカミングアウトされました。

 

 

バイキング」で生トーク。

坂上忍さんがやっている「バイキング」という番組。

なんだかんだ見ることが多いんですよ。

世代としては、40代くらいの主婦層が子供のときから知っている世代の人たちが出ています。ていうか、この出演者の人たちがそういう世代にあたるのかぁ、って、ちょっと感慨深いことも。。。

 

政治のことだったり、不倫とかね、ゲスい話題について、1時間もワイワイ話す番組なので、まぁ、面白くないときもあるんですけどもね。 

その番組で、三ツ矢さんが明るく真摯にカミングアウトされたんですね。

 

ご自身の恋愛対象が男性であること。

 

正確には、すでに週刊誌で記事になっていたので最初のカミングアウトではなく、性別に違和感はないご様子なのでゲイになるのかな。

 

どうやら、芸能界の周りの方たちはみんな知ってたみたいです。

 

バイキングは、IKKOさんも良く出演するし、今日はピーターさんも登壇。

新宿2丁目に出没しているらしい河合俊一さんもね。

芸能界って色んな人がいるから懐が深そうなんだよね。

受け入れてくれる場所って、いいなぁって思ったんですよね。

 

でも、「何故、今さらカミングアウトなのか」は、家族や身の回りの人が受けるであろう影響を考慮した上だったそうです。

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LGBTQという考え方

セクシャルマイノリティという言葉は、いわゆる、男性として生まれ男性として女性が好きな人、女性として生まれ女性として男性が好きな人ではない、性的少数者であって、決して弱者ではない。本来は、優劣をつけられるものではない。

 

でも、様々な偏見の元にありました。

 

LGBTという表現がよく使われるので、ざっくり表にしてみました。 

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実際はもっと複雑らしいです。

トランスジェンダーなんだけど、同性愛とか。

つまり、生得的な身体は男性なんだけど、自覚性は女性で、恋愛対象も女性・・・とか。

 

以前はなかった、「Q」なんてのも登場して・・・。でも、この「Q」があることで、とにかく、多様ってことを表しているんだそうです。

 

当事者の皆さんは、ラベル化されることについては、それぞれ思いがあるようですし、元々は、L・G・B・T・Qは、それぞれ別々のコミュニティで暮らしているし、お互いに偏見や、対立があったんだそうです。

 

しかし1990年代にエイズが社会的な問題になり、その際に、連帯して活動しよう、という動きが出始めたんだそうです。

なので、今「LGBTQ」と並べて使うことについては、「連帯」の意味を忘れてはいけないんだそうな。

 

そして、その連帯には、色んな人がいていい。

もっと複雑な人もいるし、男性として生まれ男性として女性が好きな人、女性として生まれ女性として男性が好きな人、まぁ、その他大勢がいてもいい。

 

 本当はそういうことなんじゃないかな。

 

どのくらいの数がいるの?

さて、マイノリティと言われていますが、日本には、どれくらいいるんでしょうか?

電通さんの全国7万人に対する調査では約7.6%という結果が出ています。

 

つまり、

  • 30人のクラスには2人
  • 100人の会社には7~8人
  • 500人の会社には35~40人

 

皆が正直に答えたかどうかわかりませんし、自覚していない層もあると思うので、もう少しいてもおかしくないかもなぁ。 

 

理解がない世界で苦労してきた人多いと思う。

芸能界でお見かけする方々は、個性的で魅力的、かつ優秀な人ばかりですね。

だから、活躍されているんだと思うのですが。

 

少数派で生きてこられたことで、辛いことや偏見をご自身の努力や才能、個性で乗り越えてこられた人。

 

家族や身近な人が受け止めて深く理解し支えていることで、強く人に光を与えるような存在である人。

 

いや、たまに、芸能人の方が、自分の半生を語ってくれたりすると、しんどかっただろうなぁと思います。

 

親や友達、学校にも否定される、いつも隠さなければならない、偽りの自分を演じるって、自分の存在価値をどう見出していいか、わからなくなるんじゃないかと。

 

自覚するのも、ただでさえ思春期という、皆が複雑になっている年頃が多いようですし。

 

もう25年以上も前!??になりますが、ミスターレディなんていって、テレビでもお見掛けしていましたね。美しい人がたくさんでした。

でも、本当は望んでいなかったのに、そういった仕事に就かざるを得なかった人もいるはずです。

 

その後、金八先生上戸彩さんが、性同一性障害の生徒を演じられました。

華やかな世界ではなく、ごく身近な存在について、当時はやっと取り上げられ始めた頃でした。 橋田寿賀子さんは、いつも時代の中に埋もれそうな問題を取り込んでくれてたなぁ。

 

現代のように

同姓結婚が認められ、パートナーとしての保険ができたり、企業がオープンに採用したり、教員に対しての研修や児童生徒に対して授業が行われることもあるなど、こんな風に変化していくとは思っていませんでした。

 

私の友達や先輩は堂々としてみえた。

小学校から中学校と同じ学校だった友達は、20代半ばに男性になりました。

手術を受ける前に手紙をくれました。

 

中学生の頃、同じ部活で中の良かった先輩は、高校卒業後に女性になりました。

中学生の頃、2人でパート練習吹奏楽部でした)をしている時に、ふと、教えてくれたんだった。

 

中学生の頃から、なんとなく表れている独特の雰囲気がありました。

ただでさえ、思春期という子どもたちが敏感な世代に、私が知っているところでも、知らないところでも、彼らは苦労していたんだろうなと思うのです。

 

でも、私が知っている彼らは堂々としていました。そうみえました。

2人とも、とても大好きでした。

自分なんかに話してくれたことも、なんか、嬉しかったんだよな。

 

私は人間として付き合える人に会えていたから、偏見を持たずに受け入れられたのかもな、と思いました。

なんていうか、まぁ、性別は変わっても、しょうがないよね、というか。

中身が変わるわけでないし

 

彼らがいたことや、その後、私が仕事として身近になった内容などを通して、また自分の育ちを振り返る中で、現代では生きにくい人たちについて考えるようになりました

 

人は興味を持った後に、受容か拒否をしながら間をとっていく。

だいぶんオープンにはなってきたとは思います。

それは、芸能人の皆さんの堂々とした振舞いの影響は大きいと思います。

 

あと、

コスプレや仮装とか、普段の自分と違う自分を表現できる場があるのも大きいのかも

 

私が知っている限り、すでに20年以上も前から、色んな人たちが啓蒙活動に取り組んできました。

そして、診断や、戸籍変更や、結婚、と、少しずつ少しずつ整ってきた制度もある。

 

一方で、まだまだ、やっぱり根強い偏見はあるのです。

 

それは、やっぱり、身近にいる人や、知ろうとする大人がいる一方で「人間の性は2種類しかない」といったような思考を緩められないばかりか、更に、自分の考えと異なる人を排除しようとする大人もいるからです。

 

ただ、時間はかかるだろうけれど、ここまで極端な人は極一部になって、徐々に間をとっていくことになるのかなと思っていますし、そうなっていってほしいと思います。

 

身近にいるかもしれないということ。

LGBTQの子たちについていえば、先に述べましたが、クラスに1~2人もいる。

 

もしかしたら、自分の子どもが

もしかしたら、自分の兄弟(姉妹)が

もしかしたら、自分の姪っ子・甥っ子が

もしかしたら、自分の友達が

もしかしたら、自分の友達の子どもが

 

十分ありえます。

 

そういうときに、本人が言い出せない環境や、意を決して相談したのに受け止めてもらえなかったのでは、それからの人生に、なくてもいい影を落とすのではないでしょうか。

 

たとえ、その後、本人の力で乗り越えられたとしても。

どうぞ子ども達がより普通にカミングアウトしやすい環境が整っていくといいなぁと思います。

 

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも、ゲイの登場人物が登場しましたね。

マイノリティであることを笑われたり、ネタにされたりするのではなく、普通の生活の中に身近にいるってことが登場したのは良かったなぁ。

 

特に、あれだけ人気のドラマに!!

 

NPO団体では、当事者が授業や研修を行う活動をしているよ!

都内にあるNPOのReBitは、当事者の方々が立ち上げた大学のサークルから、今はNPOとして活動しています。

 

教員や生徒向けに出張授業を行ったり、企業でも研修を行ったりしています。

 

rebitlgbt.org

 

三ツ矢さんも、これからは、性的マイノリティのことをテーマにした舞台演出などを行っていくとのことを話されていました。

 

子どもたちが、言い出せない環境をつくってはいけない。

また、友達から相談された、周りの子どもたちにも、大人がきちんと説明できる環境が、整っていってほしいですね。

 

こんなことがニュースにならなくなるといいなぁ。

まだまだ、

発達障害をカミングアウトしたり、自分のジェンダーをカミングアウトしたりすることが、ニュースになってしまう世の中なんですよね。

 

人は、さまざまなレッテルを貼られます。

病気や血液型、学歴なんかもレッテルです。

他にも・・・

 

・がん患者、認知症患者

ニート、無職

発達障害アスペルガー

・大卒、高卒

・地方出身

・血液型

・専業主婦

 

ざっくりその人を知るためには、キーワードは便利です。

でも、危険なのは、そのキーワード(レッテル)に対して持っているイメージが人それぞれだったりすること。

 

もちろん、良いイメージだったりもするんですけど、貼られたレッテルが、本人の感じるものと違っていたときに、それを外したり、置き換えたりする作業ってすごく消耗しますよね。

 

おそらく、世の中の周知が進むことは望んでも、「LGBTQだから、うんぬん」というレッテル化が進むことは求めていないんですよね。

 

求めているのは、最終的には、「人」として生きやすいことかなと。

 

それは、色々な生きづらさを抱えている人も同じことでしょうねぇ。

 

ずいぶん偏った記事になりましたが、私はよく「あたりまえ」とか「ふつう」とかについて考えこんでしまいます。

 

「あたりまえ」について、鈍感になりたくないなと思うのです。

 

しかし・・・・

カミングアウトしている三ツ矢さんが62歳!!!であることがびっくりでした。

タッちゃん、その肌はどうやったら維持できるのでしょう・・・。